Recipe
1. 影絵劇の写し方 2. 脚本の作り方
3. 影絵人形の作り方(1) 4. 影絵人形の作り方(2)
5. 影絵人形のあやつり方 6. 背景の作り方 7. 照明の作り方  

2. 脚本(きゃくほん)のつくりかた(1)

1、脚本(きゃくほん)をもとに、影絵劇つくりの集団(しゅうだん)作業(さぎょう)がはじまり ます。
脚本(きゃくほん)がないと、人形をつくるにも、効果音楽(こうかおんがく)をつくるにも、照明(しょうめい)をあてるにも、稽古(けいこ)をするにも、とりくもう とする集団がばらばらになってしまって、まとまりません。
それに、ものがたりを劇(げき)としてもりあげようとおもえば、 脚本(きゃくほん)をつくれば、なんべんも集団(しゅうだん)でそうだんして、練(ねり)なおすことができます。

2、劇(げき)とはどういうものをいうのでしょうか。
たとえばあなたが毎日おなじことをくりかえしているだけならば、劇ははじまりません。あなたが、あるとき、なにかを発見(はっけん)したら、 それからのあなたは、いままでとちがった生活をするようになるでしょう。たとえば、あなたはもとは火星人(かせいじん)であることが、ある日、 とつぜんにわかったとしたら、もうそれまでとおなじようなことができなくなるでしょう。 劇(げき)はそんなふうにはじまります。
さらに、劇(げき)がもりあがるのは、どんなことかを説明(せつめい)してお きましよう。図をみてください。

(A)が、(B)とであうと、いままでの(A)ではなく(A')になり、(B)も(B')になってしまいます。
こんど(A')が、まえとはちがう(B')とであうと、(A')はどんなふうにかわっていくとおもいますか。そのように、劇(げき)がはじまったときの主人公(しゅじんこう)が、劇(げき)がおわるときには、かわったものになっているのを劇(げき)といい、そのかわりめをはっきりとあらわすと、「劇的(げきてき)だ!」というのです。


台本の作り方(例)


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